ワルメン上等★恋したアイツは危険な男

そして葵先輩は続ける

「人の話聞いてんの、翔平には近付くなって言ってんの」

なんであたしが、こんな目に合わなきゃあいけないのと思いながら

「近付くも何も、あたしと翔平は何にもない…いい加減にしてもらえませんか」

そう言った次の瞬間、今度はあたしの頬に激痛が走った…。
あたしは葵先輩に髪を掴まれたまま、顔を地面に押し付けられた。頬がズキズキと痛む。

そして、ついにあたしは我慢の限界に達した……。

「本当、いい加減にしてって言ってんの。翔平とは関係ないって言ってるじゃん。葵先輩、よっぽど自分に自信がないんですね。」

と言ってやった。