ワルメン上等★恋したアイツは危険な男
“……んっ……!!”

あたしは口に入ってきたのが翔平の舌だと気付いた。体がトロけてしまいそうな翔平のキスに全身に力が入らない。

それに気付いた翔平は、あたしをゆっくりとベッドに横たわらせた。

ベッドに横たわった体が沈んでゆく。あたしの上にいる翔平の顔を見ると、見たことない悲しげな顔をしてた。

目が合った翔平は
「誰にも渡さねぇ。今日から本当に俺の女だ」

と言うと、また翔平の唇があたしの唇に重なった。次第に翔平の唇が首筋から下に向かっていく。優しくあたしの体を這う翔平の唇にドキドキした。
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