きみの てのひら
ことば


わかってるのに

どうして

あたしは繰り返してしまうんだろう


ほんとはね

そうじゃないの
そんなんじゃないの


ほんとは
もっと

一緒にいたいの


ほんとは

いかないで、って

ココロで叫んでるの


だけど

その言葉は外に出る事はなく

あたしのココロに溶けていく


ああ

ほら

まただ


もう何もないあたしの隣の空間を

取り戻すように

手を

伸ばした


いかないで

いかないで

いかないで


ココロは感情のままに叫んでるのに

どうしてあたしは

こうなんだろう




「また ないてる」


顔をあげると

しょうがないな、って

笑う君の顔が

そこにあった


ああ

ほら

まただ


君はあたしに手を伸ばす



神様

あたしはこの手を

一生離したくありません



だから

離さないように

ちゃんと言うから



大好き、だよ


傍にいて







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