カタストロフィー
『あ、はい…まぁ』


「村のみんなやティラくんも心配してたからはやく顔を見せてあげてね」


『見た目程は痛くないですよ?』


「嘘でしょ?心配かけたくないとか思ってない?」


『ゔっ』
(鋭い…確かに見た目以上に痛い……)


「その顔、図星ね…」


『何で分かったんですか!』

ほほ、と笑いながらアイオラは
「だってユーリちゃん嘘付くときほっぺたを掻くんだもん(笑」

『あ゙…』
(そんな事気付かなかった…)

でも確かにほっぺを掻いていた



「痛いなら痛いって言ってね?」


『……はい』

どうも俺はこの人に弱いな――…



「さぁそろそろみんなに顔を見せてきてあげて」


『はい』

と言ってユーリはカムリの家を出た
< 12 / 27 >

この作品をシェア

pagetop