カタストロフィー
〜落ちてきた少女〜
その日
俺は偶然
朝早く目が覚めてしまい、仕方なく剣などを装備し、とりあえず町をブラブラとした

『アイツなら叩き起こしても良いか』
まだ日が昇ったばかりだった……


でも

一人だけ起きてるということが何かムカついたから
幼なじみの馬鹿の家に向かった







ドン!
ゴス!
「いッ……いたい!!」
『あ、やっと起きやがった…』
「んー……何?」
『いや…何となく早く目が覚めちゃてさぁ(笑)』
「何となくとか酷くないか……?」
『酷くないよ(笑)』

(さぁ、この後どこいこうか…)

『んー…(そういえば、この頃アイツに餌やりに行ってないなぁ)』

顎に手をあて、考えるとまだわめき続けているそいつのえりを、掴むとそのまま引っ張って外に出た

『……ちょっと付いてこい』

「なんで俺ぇ!?」
「えッちょっ、待って!武器持って無いって!!」

『隠し持ってんだろ?ナイフとかさ♪』


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