キューティーエイリアン


いつもの通学路を自転車で通っている俺。

なにもかわらぬ
普通の光景・・


しかし、
いつもとは違う光景が目の前に現れた・・・


キキィーー!!

急ブレーキをかけた俺。
しかし
間に合わず、
俺は飛び出した女の子を引いてしまった!!



「うわっ!!」

思いっきりぶつかった自転車と女の子

もちろん女の子は
相当なダメージをうけたはず・・・


だったのだが


「ごめん!怪我は・・?大丈夫?」


慌てて声をかけた俺

倒れた女の子は
服についた泥をはらい終わると、

「飛び出してごめんなさい!!私は平気・・・けど自転車が・・・」


女の子は
かすり傷一つなく、
心配そうに俺の自転車を見た。


「あ・・・」

いやいやいや
俺は気が動転して
今幻覚をみているんだ!!


そこには有り得ない光景・・・


自転車の前籠が
ぺしゃんこ

そしてタイヤもよがんでて、

空気が音をたてながら抜けていた。



唖然としている俺をよそに、女の子は

「スイマセン、今急いでるので・・・後日お礼をしに現れますので!!」


そう言って走り去った。

へんな言い方だな

『現れます』って・・・



しかしそれからすぐに
その言い方が間違っていなかったことがわかるのであった。
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