幼なじみ…
合格発表
次の朝はすこぶる快晴だった。
受験発表の日ということもあって少し早く目が覚めた。
部屋の海側の窓を開けると気持ちいい風が入ってきた
「…よし、散歩でも行くか!」
なんだか今日はじっとしていられない気分だったのでそんな言葉がでてきた。
そしてすぐさま着替えて家を出た。
…だいたい30分くらい歩いてやっと家のそばにある砂浜まで戻って来ていた。
僕の住む町は海あり山あり家あり人口三万人程の自然あふれる町なのだ。
…砂浜を散歩していると向こうの方から一匹の犬が走ってきた
ワンワンワンワン!
僕との距離は一気に縮みすぐにじゃれてきた。
犬は嫌いじゃないので相手をしてやる
40センチ位の大きさで全身白のふわふわの毛でおおわれている愛くるしい瞳に舌を出しながらしっぽをふりふりしている。
「うっわー、めちゃめちゃかわいい!食べちゃいたい!」
そんな言葉と共にわんこに夢中になる。