やっぱり君が…
「あ、返事、今日でいい?」
「ん。あぁー、ぜってぇごめんなさい、だろぉ」
「帰ってからの、お楽しみ♪はいっ」
「お、おぅ…」
そう言ってあたしは、紙をたかひろに渡した。
今日の昼休み、サナに相談した。
あたしの大の親友でもあるサナなら、わかってくれると思ったから。
「ねぇサナ。あたし、どうしよう」
「何?何かあったの?」
「たかひろに…告白されちゃったぁ…」
「え、え?えぇぇー!?なにそれ!!良かったじゃん!あんた達、お似合いだよー!!」
サナには前から、あたしがたかひろのこと好きになったと言っていた。だからサナは、自分の事であったかのようにめっちゃ喜んだ。
「で、言ったわけ?」
「や、今日言うつもり」
「そか。直?」
「あたしが言えると思ってるわけ?」
「だよねー」
サナはその時、頑張れ、ふーなら行ける♪と言って笑ってくれた。
そして今、この場にあたしはいる。
「なぁ、みちゃっていい系?」
「だぁめ。家でみてよ」
「~っ、しゃーねぇなぁ」
「ふは♪」