やっぱり君が…
夜もあたしは、変な人だなって思った。
そして次の日の朝になってたんだ。
「あー!!やばいやばい!!遅刻するぅー」
「冬!速く代わりなさいよ!おねぇちゃんだって遅れるでしょ!?」
「はいはい!終わったから!!行って来まーすっ!!」
あたしは勢いよくドアを閉めた。
そして走って学校へ行く。
「やっばぁい!!」
そして本気で走った。
―――
キーンコーンカーンコーン…
「セ、セーフッ…」
みんながあたしを見て笑ってる中、先生は言った。
「速くしろ。遅れるだろーが」
「はーい」
そう言ってあたしは、サナの横に座った。
「ほんっと、ギリギリだったね」
「もー、やばかったよ!走って良かったってね♪」
「あ、稲瀬。言い忘れてた。お前、並ぶとき一番前な」
「あ、はー…い!?」
い、一番!?
一番前って、速い人じゃなかったっけー!?