やっぱり君が…
いい加減に帰りたい、あたしはサナに言った。
「まだ、帰っちゃダメなの?」
「あー…わかんないなぁ…。ねぇ、ふぅが帰りたいってよ」
「でもねー…。あ、加持帰った。帰っていいよ。ふーちゃん」
チーチャンが言う。
そしてまた、文句を言ったり、違う話をしたりしていた。
あたしは、キレた。
「ウザ」
そう言った。みんなが帰ろうとしているときに。
そしたらみんな、一斉にあたしの文句を言い始める。
「みんなの気持ちがわかんない」
「あたしは関係無いって思ってる人もいるんじゃない?」
てか思ったんだけど、みんなの気持ちわかった振りするからわかんないんじゃないの?
そーです、あたしは関係無いですが何か?
だってあたしは、巻き込まれただけじゃん?
それにあたしの文句言われて困るんですけど。
「まじせからしいっつーの…」
あたしは小声でそういった。
そして、1人で帰った。
泣きたかった。
辛くて、辛くて。助けてもくれない人達が多すぎて。
みんなは校門の前でたまっている。
絶対にあたしの文句を言っているだろう。