やっぱり君が…

「先生、お前を期待してるからな!頑張れよ」


「…はぃー…」



期待されても、困るんだけどなぁー…。


うっわ、めっちゃ見てる。見てるよたかひろさん…。



「な、何?」


「なーんも」



そう言って友達としゃべり出した。



「意味わかんなってきた…。眠くなって来ちゃったぁ」


「んー?眠っていーよ?ほら」



サナはそう言ってあたしに、膝をポンッと叩いた。



「あーとお。サナ」


「いーえ♪」



そして夢の中に入った。



―――



「…ぅ!ふぅ!」


「んにゃ!?」


「んにゃって、あんたねー…。もう着いたよ!」


「あはー…。まじ寝しちゃったぁ」


「知ってますよ」



そう言ってサナは笑った。



「お前、まじ寝てんの」


「うっさい!眠かったの!」
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