やっぱり君が…
と、突っ込んでくるケイゴ。
ほんっと、いちいち五月蠅いんだから。
「おーい、稲瀬!」
「へーい!」
「へーい、じゃないだろ!コースを走ってろ!みんなで!」
「はぁーい」
何故かわからないけど、なんであたしに言うのかな?
先生がいまいち良くわからないなぁー…。
ま、いっか。
「サナー!はっしろぉー!!」
「おっけぇ♪」
「ケイゴ達も走るんでしょー?」
「当たり前だろ」
「んじゃ、お先に失礼♪」
そう言ってあたしは、サナと一緒に走りに行った。
そして、橋みたいなところに着いたとき、あたしは強く足を踏んだ。
「ねー見て!すっごい音がなるよ!」
あたしはサナに笑いながら言った。
「ほんとだぁー」
サナはそう言って、先に走った。
「なんだよーぅ…」
あたしは呟いた。