恋する女の子
「あいつら酔っぱらいすぎだよな?」

「あっ、うん…」

「女の子もだいぶ酔ってるな〜」

「あの、お酒飲んでないの?」

「あっ、俺?」

「うん。」

「こんなとこで飲めないだろ?あいつら連れて帰んなきゃ行けねーのに」

「あーそっかぁ」

「名前は?」

「…ん?あっ、関口美乃里!」

「美乃里かぁ」

好美があたしにかっこいいって言った人この人なの。

それで、あたしが少しいいなぁって思った人もこの人。

「俺、安藤竜也」

「安藤くんね」

「竜也でいいよ」

「あっ、うん」

「俺も美乃里って、呼ぶし」

美乃里って……

恥ずかしい〜

てか、ちゃっかりあたしも竜也って呼ぶことになってるし。

「アド交換しない?」

「!…うん」

アドレスと番号まで交換しちゃったよ〜

あたしどうしたんだろ?

一目惚れ?

竜也くん彼女居そうだなぁ。

「竜也〜何やってんだよ〜お前も来いよ」

竜也くんは友達に呼ばれて行ってしまった。

みんなが大騒ぎしてる中、時間も時間だし帰ることにした。

「先輩。あたしそろそろ帰ります」

「美乃里ちゃん、帰っちゃうの〜?」

やばっ、後輩管理する先輩までが酔ってるよ。

「マイさん大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫〜♪」

大丈夫そうに見えないですよ〜
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