恋する女の子
「誰か〜美乃里ちゃん帰るから駅まで送ってあげて〜」
マイさん、みんな酔ってますよ?
あたし1人の方が安全じゃないですか?
「俺、行く〜」
「俺も〜」
「あたしも〜」
ほらほら〜
危険だって!
「お前らが行ったら逆に危ねぇーよ!」
そうだそうだ!
ん?竜也くん…
「俺、行きますから」
えー?!
だめだよ!緊張しちゃうじゃん!!
「じゃあ、行くか?」
「待って!」
「ん?何だ?」
あたしは竜也くんの袖を反射的につかんだ。
「…あの!1人で行けるから…」
「えっ?」
「駅までだし、送ってもらうほど遠くないから!」
「そうか?」
竜也くんの顔が見れない。
せっかく、送ってくれるって言ってくれたのに……
「じゃあ、下まで送ってくよ?」
下まで?
竜也くんって、優しいなぁ。
エレベーターを待っている間がすごく長い気がしたけど、嫌じゃなかった。
竜也くんはエレベーターに入ると、あたしの方を見ながら手の甲で顔を隠している。
「竜也くん?」
「美乃里、しゃべるな」
「へっ?」
いきなりどうしたの?
竜也くん!
マイさん、みんな酔ってますよ?
あたし1人の方が安全じゃないですか?
「俺、行く〜」
「俺も〜」
「あたしも〜」
ほらほら〜
危険だって!
「お前らが行ったら逆に危ねぇーよ!」
そうだそうだ!
ん?竜也くん…
「俺、行きますから」
えー?!
だめだよ!緊張しちゃうじゃん!!
「じゃあ、行くか?」
「待って!」
「ん?何だ?」
あたしは竜也くんの袖を反射的につかんだ。
「…あの!1人で行けるから…」
「えっ?」
「駅までだし、送ってもらうほど遠くないから!」
「そうか?」
竜也くんの顔が見れない。
せっかく、送ってくれるって言ってくれたのに……
「じゃあ、下まで送ってくよ?」
下まで?
竜也くんって、優しいなぁ。
エレベーターを待っている間がすごく長い気がしたけど、嫌じゃなかった。
竜也くんはエレベーターに入ると、あたしの方を見ながら手の甲で顔を隠している。
「竜也くん?」
「美乃里、しゃべるな」
「へっ?」
いきなりどうしたの?
竜也くん!