禁断ゲーム
ボーっとしていたら
いつの間にか、あたしの目の前に男の子が数人立っていた。
ベンチに座りたいのかなと思って、立とうとしたら
いきなり声をかけられた。
「ね、君あの写真の子でしょ?」
そういって、チャラそうな男の子の中の1人が指したのはあのでっかい幕。
嘘、つく必要もないよね。
『そうですけど』
「へぇー。写真より現物のほうが可愛いじゃん」
眉が無い男の子があたしをまじまじと見る。
なんなんだろう、この人たち?