禁断ゲーム


とりあえず、腕から抜け出そうと抵抗してみるが




省ちゃんも男の人。





到底あたしの力では無理。






「抜け出したいの?」




耳元でこそっと囁かれる。



いつもよりも甘い声だったから、ちょっと赤面しながら頷く。




「俺の話聞いてくれたらいいよ」




話?


なんだろう。




疑問に思いながらも、開放されるために頷いた。



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