禁断ゲーム


「俺は、ずっと前から瑠菜のこと・・・好きだった」



『ずっと・・・?』




あたしが問うとコクンと頷いた。



「お前は多分覚えてないかもしんないけど、昔会ったことあるんだよ」





すこし思い出してみるけど



全く顔が浮かんでこない。





「省吾さんの誕生日会とか・・・他にも数回。一目ぼれしちゃった」




『あ・・・』





わかったかも・・・。




省ちゃんの誕生日会・・・見慣れない男の子




あれが、大雅だったんだ。
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