禁断ゲーム

「・・・そうでもねぇよ?」




あたしに一歩ずつ近寄ってくる


後ろにさがると




トンっと水槽に背中があたった



それでもかまわず省ちゃんは寄ってくる




『省・・・・ちゃん?』



省ちゃんは何も言わない。




・・・すっと手が伸びてきた


怖くて思わず目をつぶる




「ゴミついてたよ」



『へッ?』




閉じていた目を開ける。



「どうしたの?」



『なんでも・・・ない』




キス・・・されるかと思った



でも、勘違いなんてッ



あたし、変なこと考えすぎだぁ・・・

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