禁断ゲーム
『話してみてください。一人で抱え込まないでください』



「でも・・・悪ぃよ」



『裕翔君、あたしを誰だと思ってるんですか?寮母ですよ。お母さんですよ』



「おぉ・・・言うねぇ」



『いいます。ユー君とでも呼んであげましょうか?』





なんだか、面白いことになってる


結構まじめのつもりだったんだけど。




「それだけは、マジ勘弁」



そういって、いつもの明るい笑顔をしてくれた


『ようやく笑った』


「あ・・・・俺、今まで笑えてなかった?」



『はい。あ、あそこのカフェ入りましょうよ!そこで、あたしになんでも話してください』



街角の小さなカフェに入ることにした。
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