OTOGI Rock'n'rool
《第4章》
決まった未来
「「あ」」
真崎くんとスーパーでばったり会った何日か後、私は同じスーパーで偶然にもクララさんに遭遇していた。
「美優ちゃんじゃん、なに、お使い?」
「はいっ、こんにちは」
「えらいねー、翔なんかお駄賃やんねーと絶対行かないんだよアイツ」
ぶつぶつと文句を言いながら買い物をするクララさんを見て、くすっと笑う
「あ、てかさ美優ちゃん、このあと時間ある?」
「はい?別に大丈夫ですけど…」
「よかった、この前の続き、話したかったんだよね」
そういえば、このあいだクララさんが言いかけてた言葉の続きって…
一体、なんなんだろう?