OTOGI Rock'n'rool
幸せは人それぞれ
いよいよ学校祭当日、天気は晴れ
絶好の学校祭日和!
これで、真崎くんが来てくれたらきっと、すごくすごーく思い出になる1日になる。
「店番、がんばろうねかっち!!!」
「ん」
開始間近、かっちとお互いに衣装の最終確認をする。
私とかっちは午前の店番で、沙穂と志乃は午後。
私達のクラスは喫茶店をやるんだ
私は宣伝担当で、看板を持って教室前で呼び込みをする係。
そしてかっちはメイドさん、最初は面倒臭いってすごく嫌がってたけど、いつも通りにしてればいいからって言われて、渋々引き受けてた。
でもきっとそれだけでかっちが動くはずはなくて、何かしらのワイロを渡してるような気もするけど…
「よしっ!!!」
私は自分に気合いを入れた。
学校祭の今日のこと。
この間、塁くんに言われて決めたんだ
今日もし真崎くんに会えたら、この間の"友達"は取り消してもらう。
クララさんごめんなさい、私は、やっぱり真崎くんが大好きだから