OTOGI Rock'n'rool

幸せは人それぞれ

 


いよいよ学校祭当日、天気は晴れ

絶好の学校祭日和!

これで、真崎くんが来てくれたらきっと、すごくすごーく思い出になる1日になる。



「店番、がんばろうねかっち!!!」

「ん」



開始間近、かっちとお互いに衣装の最終確認をする。

私とかっちは午前の店番で、沙穂と志乃は午後。

私達のクラスは喫茶店をやるんだ



私は宣伝担当で、看板を持って教室前で呼び込みをする係。

そしてかっちはメイドさん、最初は面倒臭いってすごく嫌がってたけど、いつも通りにしてればいいからって言われて、渋々引き受けてた。

でもきっとそれだけでかっちが動くはずはなくて、何かしらのワイロを渡してるような気もするけど…



「よしっ!!!」



私は自分に気合いを入れた。

学校祭の今日のこと。



この間、塁くんに言われて決めたんだ

今日もし真崎くんに会えたら、この間の"友達"は取り消してもらう。

クララさんごめんなさい、私は、やっぱり真崎くんが大好きだから



< 145 / 166 >

この作品をシェア

pagetop