まえがみ





今、君と出逢って3年が経ったけれど、近くて遠い位置に君はいる。

もちろん、周りから見れば3年前のあたしたちからは何も変わっていないように見えるかも知れないけれど。


それは違う。



君には大切な存在がいることくらいわかってるよ。

でも、どんな時も君はあたしに笑顔を向けてくるから、期待しちゃって。
自分は堕ちて行くばっかりだから、そろそろ疲れてきちゃった。



今、思い出に浸ってる暇があるなら、できるなら恋をしたい。


「好きな人できた?」


って、その言葉が一番辛いの、わかってよ…。


今はもう、恋とか愛とかそんなことじゃなくて、次の道を探してるだけなの。
いつまでここで君を待ってるんだろうって、自分でも不安になってきちゃうくらい。







< 4 / 42 >

この作品をシェア

pagetop