まえがみ
ざわつく教室にも、あたしはまだ慣れてはいなかった。
正直、この中学の人たちとは合わないような気がしていた。
…自分に。
小学校の時の多くの過ちの中で、あたしは人と関わることが怖くて仕方なくなっていた。
中学生になり、良い意味で変わることができるのか、悪い方向へと傾いていってしまうのか、自分でわからないくらいにコントロールも効かなくなっていて。
ただ、幸いなことに、小学校の時同じクラスだった友達と同じクラスになり、そのことかろうじて一緒に生活していた。
これが、入学からまだ、一週間も経たない晴天の日。