機動装甲FINAL
既にこの機材に組み込まれて五日。
シェリンはその間飲まず食わずで、睡眠すら満足に取れていない。
衰弱は目に見えて酷かった。
だがそんな事は関係ない。
私はこの時の為に、この小娘を連れてこさせたのだ。
「歌え」
私は告げる。
「お前の仕事は歌う事だろう。戦場で歌うのがお前の役目…戦闘を止める事がお前の目的なのだろう」
「……」
疲弊し、息を乱しながらもシェリンは歌わない。
私の言葉を頑なに拒否する。
「ならば」
私は自動拳銃を、拘束されたままのシェリンのこめかみに押し当てた。
「『別の意味で』歌ってみるか?」
「……!」
この状況で気丈に反抗するのは大したもの。
しかし所詮は小娘に過ぎん。
抵抗など、儚いものだった。
シェリンはその間飲まず食わずで、睡眠すら満足に取れていない。
衰弱は目に見えて酷かった。
だがそんな事は関係ない。
私はこの時の為に、この小娘を連れてこさせたのだ。
「歌え」
私は告げる。
「お前の仕事は歌う事だろう。戦場で歌うのがお前の役目…戦闘を止める事がお前の目的なのだろう」
「……」
疲弊し、息を乱しながらもシェリンは歌わない。
私の言葉を頑なに拒否する。
「ならば」
私は自動拳銃を、拘束されたままのシェリンのこめかみに押し当てた。
「『別の意味で』歌ってみるか?」
「……!」
この状況で気丈に反抗するのは大したもの。
しかし所詮は小娘に過ぎん。
抵抗など、儚いものだった。