機動装甲FINAL
「でも!」

懸命に機体制御しながら、私は尚もがなる。

「どうしてコンロット社の連中はやる気満々で攻撃し掛けてくるの!?あいつらには精神干渉の効果はないの!?」

「ある訳ないだろう」

真紅郎が言い切った。

「奴らの部隊の大半はAI制御のAMだ。人工知能に戦意など関係ない」

「く…!」

国連軍とコンロット社。

機体数はともかく、兵数の差がこんな所で裏目に出るなんて…!

パイロットによるAM部隊が主力の国連軍じゃ、もうコンロット社には…そしてあの大型AMには太刀打ちできないって事なの…?

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