機動装甲FINAL
「ここか!」
スキャニングによりギガンテスのコクピットブロックを探り当て、コテツブレードを振り下ろす!
Sフィールドを貫通し、幾重にも重ねられたギガンテスの複合装甲をも貫き、コテツブレードはその巨体を切り裂く!
ただ一箇所、コクピットブロックだけを綺麗に切り取り、そのまま素早く離脱。
中枢たる搭乗部を抉り取られたギガンテスの巨体は、そのまま制御を失い、月面の重力に引かれて大地に激突。
月面にクレーターを残すほどの大爆発を起こした。
「シェリン!シェリン・コスミティア!」
俺は通信でオーディンの手の中のコクピットブロックに呼びかける。
「…少尉…」
かすれるような声が聞こえた。
「帝…真紅郎少尉…?」
弱々しいながらもしっかりとしたシェリンの声。
特殊機材によって体を拘束されているのが、かえってよかったらしい。
一旦グリフォンに帰艦してそのコクピットブロックを開くと、中にはコクピットブロックを切り取った時の衝撃で頭部を強打し、既に息絶えたコンロット社代表取締役、ブレンビー・アークスの亡骸があった…。
スキャニングによりギガンテスのコクピットブロックを探り当て、コテツブレードを振り下ろす!
Sフィールドを貫通し、幾重にも重ねられたギガンテスの複合装甲をも貫き、コテツブレードはその巨体を切り裂く!
ただ一箇所、コクピットブロックだけを綺麗に切り取り、そのまま素早く離脱。
中枢たる搭乗部を抉り取られたギガンテスの巨体は、そのまま制御を失い、月面の重力に引かれて大地に激突。
月面にクレーターを残すほどの大爆発を起こした。
「シェリン!シェリン・コスミティア!」
俺は通信でオーディンの手の中のコクピットブロックに呼びかける。
「…少尉…」
かすれるような声が聞こえた。
「帝…真紅郎少尉…?」
弱々しいながらもしっかりとしたシェリンの声。
特殊機材によって体を拘束されているのが、かえってよかったらしい。
一旦グリフォンに帰艦してそのコクピットブロックを開くと、中にはコクピットブロックを切り取った時の衝撃で頭部を強打し、既に息絶えたコンロット社代表取締役、ブレンビー・アークスの亡骸があった…。