機動装甲FINAL
全身をシートに押し付けられ、内臓を吐き出してしまいそうなほどの強烈なG。

それに耐えながら、俺はフットペダルを緩める事なくモニターに映るシグムンドを睨む!

「無謀な!特攻か!」

グラムを連続発射するシグムンド。

発射された大型ミサイルは拡散し、小型爆弾の弾幕を張る。

目前を覆い尽くす爆弾。

どんなに回避運動をとろうとも、全ての爆弾をかわす事は不可能だ。

「…っ…!」

爆発によりオーディンの左脚部が吹き飛ばされた。

スラスターにも爆発の損傷による異常発生。

コクピット内に警告音が鳴り続ける。

しかしそんなものは無視して。

「けぇえぇぇえぇっ!」

俺はオーディンの左手にグングニルを握らせ、フルバーストモードで小型爆弾を撃ち落としていった。

少しでも爆弾の数を減らし、シグムンドに肉薄する!

そして間合いを詰めたところで、右手のコテツブレードを薙ぎ払う!

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