機動装甲FINAL
Sフィールドごと両断されるシグムンド!

機体の上半身と下半身が別れを告げる。

ちょうど機体の尻辺りに装備されていたSフィールド発生器が爆発し、シグムンドもまたSフィールドを失った。

だが。

「見事だ…やるな、帝真紅郎」

シグムンドは上半身のみでも背部スラスターを噴かして機体制御をとる。

「あの状態でまだ動けるのか」

半ば絶句しつつ、俺は左右の武装を構えさせた。

オーディンとシグムンド。

どちらも機体の損傷は激しい。

火器の残弾も残り少ない。

「そろそろ決着を付けようではないか」

レイカーの言葉がコクピットに響いた。



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