俺の天使ちゃん―奴のとなり番外編―
「顔とか、身長とか、髪型とかあるやろ?何でもえぇねん」
その言葉に考え込むように黙る。
おいおい、まさか顔分からんとか言うんやないやろな。
それは違ゃうようで、どうやら顔は分かるらしい。
「色は・・・白い。目はでけぇ。髪は長い」
この情報で大体は絞れた。
とんでもねぇ程ブズやないやろからな。
でも、次の言葉に俺は衝撃的なショック死をしそうになる。
「あっ・・・、髪は茶色い」
「ちゃ・・・茶色っ!?」
あいつはあいつで自信満々。
多分俺が誰かって判断できるようなこと言えたからやろ。