俺の天使ちゃん―奴のとなり番外編―
俺はしゃあなしで、
「名前は分かるけど、クラスまでは分からん」
って答えた。
あいつはそれでも嬉しそうに、ほっとしたように息を吐いた。
にこっとなった訳やないけど、雰囲気が嬉しそうやねん。
やから、
「俺は1-1から聞いてまわるから、お前は3-9から探せ」
って提案をしてみた。
あいつは言われて直ぐに教室を出てった。
あいつなりに焦ってんねんな。
ちょっと可哀相なことしたけど、俺の天使ちゃんと付き合うんやから、ちょっとぐらいは
多めに見て欲しい。