俺の天使ちゃん―奴のとなり番外編―



俺はしゃあなしで、


「名前は分かるけど、クラスまでは分からん」


って答えた。



あいつはそれでも嬉しそうに、ほっとしたように息を吐いた。



にこっとなった訳やないけど、雰囲気が嬉しそうやねん。



やから、


「俺は1-1から聞いてまわるから、お前は3-9から探せ」


って提案をしてみた。



あいつは言われて直ぐに教室を出てった。



あいつなりに焦ってんねんな。



ちょっと可哀相なことしたけど、俺の天使ちゃんと付き合うんやから、ちょっとぐらいは
多めに見て欲しい。












< 12 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop