俺の天使ちゃん―奴のとなり番外編―
1
騒がしい教室で、一角だけは空気が澄んどる。
澄んどるっていうよりは、騒いだら殺るぞって言葉のんが合っとるな。
いつもと変わらん時間。
見た目は、まぁ、あれやな。
でも、俺も悪ないで。
目は大きいし、丸めた頭の形も完璧や。
問題は・・・・・・、強いて挙げたら丈やな。
タッパがちょっとな。
俺とダチはなんてこたぁない一日を過ごしとった。
こいつが自分からペラペラ話すことないから、俺が大抵しゃべっとる。
大体は、女のこのことやな。
青春真っ盛りやから当たり前や。
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