ひみつ

左ナナメマエ。

奏希が現れた。



つい…ってか何か恥ずかしく思ってしまった私はカーっと顔を赤くした。





「良いと思うよ~?


友を思うことはさぁ-。



俺、そんな和田ちゃんに感激ッ。



奏希も思わねーか??」




せっかく(?)の良いムードをぶち壊してくれる央。




「あぁ。そーだね。



超良いことだと思うよぉ~★」




それに乗ってきてまたまた私と目を合わせる奏希。






やっぱり目をそらす。





…ってか、ありゃ?




奏希ってこんなだったっけ???





何か(前ページまでの印象と)違くない??





「・・・でも、まぁ。





そういうトコ、人として好きだなぁ…。」





(ヤッパリ・・・)嬉しいことを言ってくれるじゃない。及川 奏希。




私はちょっと感心した…はずだった。



「まぁ、天才少女はオコトバも達者だからねぇ。



人おだてるのとか、得意でしょ?




でもさ、俺は引っかからないから☆」




「は…???」










< 10 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop