ひみつ
アタシは教室を足早に駆けていった。
あー、むしゃくしゃする!!!
そのとき、現れた端正な顔立ちをした一人の男子。
アタシはそのとき全ての計画が完成した。
「決ーめた。
見せ付けちゃお」
アタシは彼―名札に及川奏希と書いてある―の前で立ち止まり呼びかけた。
「ね。私と付き合ってくれない?」
そしてアタシは返事も何も待たずに
彼にキスをした。
深い深い…舌を入れる…。
周りは驚いている。
当たり前よね~、刺激が強すぎたかしら。
そのとき、割って入ってきた女。
何でそうアタシの邪魔ばっかりするのっ??!