ひみつ
「「あのさッッ!!!」」




声が被った。





「良いよ。陽奈先話して。」






「うん…」




「あのね。さっき二階堂さんが言った事…ホントだよ。




私は奏希が好き。




あんな…、皆の前でキスとか…キスとか…許せなかった。



愛のない告白も聞いてられなかった。



奏希…、私は奏希のために助けたんじゃなくて…



全部自分のため…だったの。」




陽奈は話し終わって泣き出した。



そりゃそうだよな。






好きなやつがさ、誰かと皆の前でキスしてんだぜ。




耐えらんねえよな。
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