ひみつ
「もう強がんなって。


俺、梨里のこと、ちゃんと守るからさ。



気ぃ張るなよ」



なんとなくバカにされたっぽいけど



そう言って、奏希は頭を撫でてくれた。



あったかい…。



「ネックレス…



付けさせて?」



私は静かにうなずいた。



奏希が私の後ろに立つ。



ヤバい。



雰囲気だけでゾクゾクする…。



うわ…鳥肌が…っ。



あ゛~空気がぁ!!!!



とか思ってる私って全然ロマンティックじゃないよね。




「ひゃっ」


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