ひみつ
奏希のあったかい手が私の首に触れて…
思わず声…。
皆で話してた時と一緒じゃん…。
「はぁ…。
梨里さ…まじ勘弁。
そんな声出すなって…。
俺…止まんねーよ?」
はぃ??!
「や…やめてよね!
ちゃ…ちゃんと止まってっ!
…ビックリしたんだから仕方ないもん。
奏希の手あったかいし…」
「だから何だよ?」
ネックレス付けながら聞く奏希。
「奏希だなーって思うの。
…ドキドキするの。
奏希はあたしがそばにいても余裕じゃん。
ドキドキしないの?」