★mangosteen★
健太は
笑いながら
もっこりした木々に
ティッシュをあてがい
火をつけた。


それは、
暗闇を凄く綺麗に
少しずつ明るく照らしていった


ボーっ!


チリチリ・・・


俺はボーっとしていた。
まるで
その火のように。

健太は
俺から取った袋の水を
地面に捨てた。


「何すんねん!」


そう言った俺を無視して
健太は金魚のお腹の真ん中に
棒を突き刺した。


まるで焼き鳥のように。
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