★mangosteen★
女はまじまじと
流星の顔を見た。
「あ!
貴方さっきの・・・」
二人の記憶が
マンゴーの実で重なった。
流星はちょっと
恥じらいながら
「あの後、君
あれを食べれた?
俺がお先で食べてしまった・・」
「うん。
貴方があまりに
美味しそうに食べるのを見て
やたらと食べたくなって・・」
杏も気まずそうに答えた。
「旨かったよな?
俺、初めてだよ」
「そうね。
寿司屋でマンゴーなんてね。
私も初めてだよ」
二人は妙に親近感を覚えた。
それは、偶然にも
二つに分けられた
一つのマンゴーだった事を
知らないままに・・
流星の顔を見た。
「あ!
貴方さっきの・・・」
二人の記憶が
マンゴーの実で重なった。
流星はちょっと
恥じらいながら
「あの後、君
あれを食べれた?
俺がお先で食べてしまった・・」
「うん。
貴方があまりに
美味しそうに食べるのを見て
やたらと食べたくなって・・」
杏も気まずそうに答えた。
「旨かったよな?
俺、初めてだよ」
「そうね。
寿司屋でマンゴーなんてね。
私も初めてだよ」
二人は妙に親近感を覚えた。
それは、偶然にも
二つに分けられた
一つのマンゴーだった事を
知らないままに・・