恋い≒病い
「おっ、おはよう。」

私は返答するが目の前の人物は、一層眉間に深い皺を作るだけ。
それどころか「チッ…」と舌打ちをする。

そんな彼の行動にプチンと何かが切れそうになるのを、必死で我慢した自分を褒めてやりたい。

「とりあえず、服。着ろ。」

愛想無く言われ、シーツに包まっていた私は大人しくそれに従った。

まったく、舌打ちしたいのはこっちだよ。






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