ごめん、今キスしたい

 「ごめん…」

ただ謝るしか出来なかった

奈帆は俺の胸で泣き出し

俺は…少し…知依に感謝した

奈帆を振ってくれて

 「ひっ……」
 「奈帆さん…俺…好きです」
 「えっ…」

奈帆は少し泣き止んだのか顔を上げて俺を見てくる

 「からかってるの?」
 「違います…俺の気持ちです」
 「だって……片思い…」
 「奈帆さんです」




< 19 / 27 >

この作品をシェア

pagetop