ごめん、今キスしたい

奈帆は目元を拭いて

 「……いきおいで言ったらダメだよ…」
 「ちが」
 「…バイバイ」

と奈帆は俺から離れて駅に消えていった

俺は追うことも出来なくて

ただそこに立ちすくんでいた



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