大好きな気持ち


「いいか-??」


「位置についてよ-いドン!!」


「1・2、1・2、1・2、1・2…」


ゆっくりだけど、確実にみんなで前に進んでいった。


みんなの心が一つになって、ゴールしたときは本当にどうしようもないほど胸がいっぱいになった。


誰かがこけてしまっても、クラス関係なく心配したり…


3組だけじゃなく、学年全体が団結してるんだなって思った。


走り終えたときは男子のなかにもちらほら涙を流している人がいた。


観客席の親たちは、さっきは涙ぐんでただけだったけど、涙を流しながら、微笑んでいた。


それは、とても優しい顔で愛おしそうに我が子を見つめていた。


私のままも私と目があうとニコって笑ってくれた。


それから、席に戻っておしゃべりしていると、


「これから結果発表と閉会式をします。生徒のみなさんは並んでください。」


そうアナウンスが入って、並びに行った。


「それでは、結果を発表します…

5位は…
4組!


4位は…
2組!


3位は…
1組!


2位は…
5組!


1位は…
3組です!!おめでとうございます。みなさん拍手をお願いします!!」


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