大好きな気持ち


「さっきも来なかった??」


いきなり話しかけられてビックリした。


「えっ??あぁ…うん。」


気付いてたんだ…だったら、あの時に来てくれたらよかったのに。


ほら…またモヤモヤしちゃう。


「なんかあった??」


顔にでちゃったかな??でも、こんなこと言えない。嫌われたくないから…


「なんでもないよ??それより、今日優勝できて本当によかったよね-!!」


「え??うん…」


よかった…


ちゃんと話し変えれた。


この時はどうすれば、自分の気持ちを隠せるかと必死で龍斗君が寂しそうな顔をしていることに気づけなかった…


「龍斗君本当カッコよかったよ-!!」


「そぉか??凜の活躍ぶりにはビックリしたよ…(笑)」


「そんなことないよ!!あのね…私龍斗君が"頑張れ"って言ってくれなかったらあんなに早く走れなかったよ??」


「マジで??」


「本当だよ??なんか、頭の中が龍斗君でいっぱいになってて、走ってたのあんまり覚えてないの(苦笑)」


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