大好きな気持ち


この時にちゃんと龍斗君の気持ちを考えてれば、何か変わってたかな??


いっぱい後悔したけど今となっては、この事がなかったら後の私達はいなかったと思う…










「なぁ凜…」


少し声のトーンが下がってる…


「ん??な-に??」


嫌な予感がして明るく振る舞ってないと不安に押しつぶされてしまいそうだった。


「あの…さ…」


なんで、そんなに悲しい顔してるの??


どうして、今にも泣きそうな顔して俯いているの??


不安だよ…


「うん??」


「…ちょっと、…」


気になって仕方ないけど、言いはなしじゃないのはわかるから聞きたくない…


「ん??」


「…距離…置かない??」


そこまで聞くと、頭の中が真っ白になって、


「キョリ、オカナイ??」


って言葉がぐるぐる回ってた…


「じゃぁな…」


「待って!」


とっさに口にしたものの、後の言葉が続かない…


「ごめん…ちょっと考えさせて…」


そう言うと、走って行ってしまった。


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