大好きな気持ち
「あいつ、結構悩んでたみたいでさ…やっと言えたんだね…」
悩んでたのさえ気づけなかった。
龍斗君ごめんね。こんなダメな彼女で…
でも、これから強くなるから。
来年の春二人で花咲かせようね。
今は辛いけど、そんなときは龍斗君の笑顔を思い出して頑張るね。
目を閉じればすぐ浮かぶよ。
龍斗君の最後の悲しそうな顔も、私をキュンとさせる最高の笑顔も。
全部全部。胸に焼き付いてるよ。
だから、大丈夫。
龍斗君は勉強頑張ってね。
そして、二人花が咲いたらまたとびっきりの笑顔を私に見せてくれる??
待ってるよ。
「玲。ありがと。寂しいけど我慢するよ。」
「うん。じゃぁ、私帰るね。」
「うん!本当ありがと☆ちょっと心が軽くなったよ。」
「そっか☆よかった♪じゃぁ、ばいばい!」
「ばいばい!」
玲は帰っていった。
いつも私を助けてくれてありがとう。
そう心の中で呟きながら、玲を見送った。
「じゃぁ、私も勉強しよっかな!!」