大好きな気持ち

・特別な場所



「で、話なんだけどさ…」


夕日と景色を眺めながら龍斗君が話し出した。


「うん…」


「いきなり距離おこうとか言ってごめん…


なんか、自分が自分じゃないような気がして怖かったんだ。


凜が他の男子と話してるのとか告られてるのを見ると、イライラして束縛魔になりそうで…


でも、束縛したら凜が離れていきそうだから、自分と戦ってたんだ。


だけど、目腫らして学校来たり、無理して笑顔作ってんの見たら自分がしたことは間違いだったって気づいた。


それに、凜がいないと俺がだめなんだよ…


帰りに隣に凜がいないだけで泣きたくなるんだ。


メールが来たときも胸が苦しくなっていつの間にか泣いてたよ(苦笑)


勉強と部活が忙しいとかじゃなくて、家でもいろいろあって…


凜の隣の家に住んでるって言う子が俺のところに来たときは、勝手に体が動いてた。


本当ごめんな…


もう一度付き合って欲しい。」


途中泣きそうになりながらもすべてはなしてくれた。


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