大好きな気持ち


いつの間にか日は沈みかけていて、空は暗くなりかけていた。


「「一番星見つけた!!」」


「え?」

「は?」


2人で同じ星を指差して、同じ事を言って顔を見合わせて笑い合った。


「じゃぁ、帰ろうか。」


「そうだね…」


名残惜しいけど、龍斗君と離れたくないけど帰らなきゃ。


「何寂しそうな顔してんだ?また来ればいぃだろ?いつでも連れてきてやるよ。」


「本当?ありがと!」


そう言って2人は久しぶりに手を繋いで丘を下って帰った。


いつものように、家の前まで送ってくれると玄関で私が振り返るまで見ていてくれた。


「じゃぁまた電話かメールするから。」


「うん!じゃぁね。今日はありがと★ばいばい!」


それだけ言うと、自分の部屋に駆け込んだ。


顔が緩んで仕方ない。


ニヤけてるってやつ?


本当嬉しい。


また、龍斗君の隣にいれる。


私が一番落ち着く場所に…


怜に報告しなきゃ!


一番心配してくれてたから…


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