大好きな気持ち

・おにぎり



それから普通に授業を受けたんだけど、1時間目の終わりくらいからお腹が空いてきておにぎりの事を思い出した。


キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン♪


終わったぁ…


『起立!礼!』


挨拶が終わった直後に龍斗君に話しかけた。


「ねぇねぇ!龍斗君お腹空いてない?」


「空いた。」


よかった…


空いてないって言われたらどうしようかと思った。


「私おにぎり作ってきたんだけど食べる?」


「うん。」


かばんの中から2つおにぎりを出して龍斗君に1つ渡した。


「一緒に食べよ?」


「ありがとな!」


「「いただきま-す」」


「うまっ!」


「本当?よかった-!」


『はいはいそこのお二人さん?』


この声は玲だ…


「「ん?」」


『ここ教室!そんなにいちゃいちゃしない!!』


「松木妬いてんだろ?」


『べっつに-?もうあたしは見慣れたから大丈夫だけど…』


「けど?」


『デートに行ったときのような会話をここでされても…みんなの視線が痛くないの?』


< 169 / 254 >

この作品をシェア

pagetop