大好きな気持ち


そう言ってふと隣を見ると龍斗君は俯いて肩を震わせていた。


えっ…?


私変なこと言ったかな?


どうしよう…


「ごめんな…。ふぅ…」


龍斗君は深呼吸をしてからまた話始めた。


「なんでお前には全部わかるんだよ…」


??


「ずっと誰かに頼りたかった。俺だって遊びたいってずっと思ってた。けど、妹達がお腹空かせて俺を待ってるって思ったら遊べねぇんだよ…」


そぉだよね…


私も家のこと+自分の下に兄弟がいて面倒を見ないといけないってなったらいっぱいいっぱいになると思う…


それを龍斗君は誰にも頼らずに一人でこなしてたんだね…


気づいてあげられなかった自分が悔しいよ…


それに、浮気とか勝手に思ったりして私最低だよね…


龍斗君は私を大事にしながら頑張ってたんだよね…


私本当になにしてんだろ。


「泣くなよ…」


龍斗君に言われて頬に手を当てると暖かい滴が流れてた。


「ぅっく…ごめんね…」


いろんな意味を込めて…


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