大好きな気持ち


さっきからずっと玲に肩をツンツンされてる。


先生の話を聞き終わってから、後ろを振り向いた。


「なに-?嬉しいことって…」


「ん?今日ね、龍斗君の家行くんだ♪」


「えっ??まじで?」


そんなにビックリすること??


「本当だけど…」


「ようやくあんたも女になるのかぁ…」


「??」


どういうこと?


生まれつき女ですけど…


「あっ!なんでもないよ?気にしなぁい!!」


余計に気になるじゃん…!!


「わかった…」


まぁ、こう言わざるを得ない…


それからいつも通りの日常を過ごして、部活を終えて、龍斗君のところにダッシュした。


だって、早く行きたいんだもん♪


楽しみで仕方ない…


美形家族を見れるんだもん!!


あぁ…でも、龍斗君ママに会うと思ったらちょっと緊張…


「着いたぞ。」


えっ?


なにげに私の家から近いじゃん!


そうじゃなくって…


緊張してきた…


ふぅ…


よしっ!


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